障害者手帳を使うと映画を安く見ることができることをご存知でしょうか?
映画館で迫力満点のスクリーンを目の前にして好きな映画を見ることはこの上ない楽しみの1つと言えます。
そんな映画館の入場料金が障害者手帳を提示することで安くなるのです。
実際に私も障害のある人の付き添いで映画を見に行ったことがあり、この割引を受けたことがあります。
今回は障害者手帳を利用した映画館の料金割引の方法や金額、映画館の中の環境について、私の実体験を交えながら解説していきます。
目次
障害者手帳と映画館
障害者手帳での料金割引
今やどの地方都市にも存在する映画館。
「映画館で見る映画に醍醐味がある!」という映画好きの人もいるのではないでしょうか?
障害のある人も映画館で映画を見るのが好きだという人はいることでしょう。
しかし、障害があるからといって映画館に行くのを躊躇ってしまうのはちょっと待ってください。
実は、障害者手帳を持っている人であれば、映画館で映画を見るための料金が安くなるのです。
これは全国のほとんどの映画館で行っているもので、映画のチケットを購入する時に手帳を提示するだけで割引が受けられるのです。
手帳を見せるだけで割引が受けられる!
上記したように、映画のチケットを購入する時に障害者手帳を提示するだけで割引が受けられます。
特別なことをせず、手帳を見せるだけで割引が受けられるのはお得ですね。
気になる割引額ですが、2017年現在、通常料金1,800円が1,000円に割り引かれます。
なんと800円も安くなるのです!
これなら浮いたチケット代で飲み物や映画のお供・ポップコーンも買えちゃいます。
付き添いの人も割引が受けられる!
障害者手帳の割引はこれだけではありません。
何と、障害者の付き添いの人も割引が受けられるのです!
付き添いの人1人だけですが、なんと障害のある人とまったく同じ料金で映画を見ることができるのです。
障害があると付き添いを必要とする場面がいくつかありますが、この割引があれば付き添いの人も安心して一緒に映画を楽しむことができますね。
映画館の中の環境と障害
では実際に、映画館の中の環境は障害のある人にとってどのようなものになっているのでしょうか?
私の実体験を交えながら考察していきます。
車いす専用席がある!
まずは座席です。
映画を見に来る人の中には車いすで移動される人もいます。
そんな人のために、映画館の座席の中には車いす用の座席があります。
座席と言っても、車いすに乗ったまま映画を見ることができる少し広めのスペースになるのですが、その場所は通路に面したところで移動がしやすいように配置されています。
もし、火事など緊急事態が発生しても、通路に面しているのですぐに移動でき逃げ遅れる心配はありません。
また、付き添いの人がいる場合は車いす座席に一番近い席に座って映画を見るようになります。
障害のある人の付き添いとして映画を見に行った私ですが、障害のある人に何かあってもすぐに対処できますし、移動も自由で、映画の途中のトイレ介助もトイレまでスムーズに移動することができました。
フラットな作りで移動の心配無し!
ここ最近出来た映画館であれば、障害のある人が利用することを想定し、通路はすべてフラットな作りになっています。
ちょっとした段差でも障害のある人にとっては大きなバリアとなることが多いのですが、常に平坦な地面を歩くのであれば躓く不安も無くなります。
これは障害のある人だけでなく、子どもや高齢者にとってもメリットであると言えるでしょう。
通路は少し薄暗いので気を付けて!
上記のように移動に関する直接的なバリアは存在しないのですが、1つ問題点があります。
それは映画館内の照明です。
映画はどうしても暗い中で上映されるものですので、全体的に薄暗い作りになっており、足元が見えにくいようになっています。
バリアは存在しないのですが、万が一転倒などの事故が起こるとも限りませんので、移動の際は少し気を付けた方が無難かもしれません。
もし不安な方は映画館の係員に声をかけると座席までの移動を介助してもらえます。
これなら安心ですね!
終わりに
いかがでしたでしょうか?
今回の内容をまとめると以下のようになります。
- 障害者手帳を映画館で提示すると料金が割引されます。
- 障害者本人だけでなく、付き添いの人も割引が受けられます。
- 映画館の中はバリアフリーなところが多くなっています。
障害者手帳をお持ちの映画好きの方、これを機に映画館へ足を運んでみてはいかがでしょうか?