脳卒中後は介護保険の申請が可能?対象者は?

   

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脳卒中後の後遺症で介護が必要な状態になり困っていませんか?

後遺症による身体状況の変化は生活に大きな影響を与えます。

今回はそんな生活をサポートしてくれる介護保険と脳卒中の関係について解説していきたいと思います。

脳卒中と介護保険

脳卒中の後遺症には介護保険申請を!

脳卒中になった人の中には様々な後遺症が残る場合もあります。

例えば、体に麻痺が残って思うように歩けなかったり発声や飲み込みが難しくなったり判断力や記憶力が低下したりなどです。

このような後遺症は脳卒中発症前に比べ、生活水準を低下させる要因となることが多いです。

そんな生活水準の低下を食い止める公的な制度が介護保険になります。

対象となる人は介護保険申請を行うことで様々なサポートを受けることができるようになるのです。

介護保険の対象は65歳以上の人

では介護保険はどんな人が対象なのでしょうか?

実は介護保険は対象となる人が2種類いるのです。

そのうちの1つは65歳以上の人です。

65歳以上の人は介護保険制度上では第1号被保険者という呼び方をするのですが、これは65歳という年齢にさえ達していればどんな人でも申請ができるようになっているのです。

自治体によりますが、ほとんどのところは65歳になると自治体から介護保険証が届きます。

この介護保険証が介護保険申請が可能となる証明になります。

脳卒中になった人は40歳以上65歳未満でも申請可能

そして介護保険の対象となるもう1つのパターンが「40歳以上65歳未満の人で16特定疾病のいずれかに該当した人」となります。

この対象の人を第2号被保険者と呼びます。

16特定疾病とは介護保険制度で定められた疾病であり、診断がついていれば40歳以上の人でも申請できるのです。

そして、この16特定疾病の中に「脳血管疾患」という項目が含まれています。

脳血管疾患=脳卒中であることから、脳卒中になった40歳以上の人も介護保険申請ができるのです。

この場合、新規に申請をする時には介護保険証をまだ発行されていない状況ですので、加入している健康保険証を窓口で提示するようになります。

脳卒中後の介護保険申請のポイント

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では脳卒中後に介護保険を申請する時、どのようなことに気を付ければ良いのでしょうか?

申請するタイミングを考える

介護保険は申請してから認定が下りるまで約1ヶ月前後の期間を要します。

つまり、必要な時に申請してもすぐには認定が下りない制度になっているのです。

そのため、サービス利用を行うにはあらかじめ余裕を持った申請が必要となります。

では脳卒中後の場合はいつ申請すれば良いのでしょうか?

その答えは、急性期病院で入院し治療を受けた後の方針によって変わってくるのです。

  • 急性期病院から直接自宅退院する場合

急性期病院から直接自宅退院する場合は、早めに介護保険申請を行うことをオススメします。

急性期病院の場合、どの病院も入院から退院までの日数が年々短くなってきており、介護保険申請を行って認定が下りるまで入院することが困難な状況になっています。

認定が下りる前にサービスを利用し始める「暫定サービス利用」という方法もありますが、自治体によってはサービス利用が制限されていたり、認定結果が当初の予想より軽度であった場合に自費負担が発生する可能性があることから、早期のサービス利用を敬遠するケアマネジャーもいるのが現状です。

また、急性期病院の場合は退院日の設定が非常に急に決まることが多いため、余裕を持った対応が必要となります。

自宅退院になりそうな状況となれば、すぐに介護保険申請に行くことをオススメしますし、可能であればそのことを病棟スタッフや医療ソーシャルワーカー=MSWへ相談することを推奨します。

  • 急性期病院から別の病院へ転院する場合

急性期病院から目的は問わず、別の病院へ転院する場合は、転院した先の病院で自宅退院が近づいた時に申請するようになります。

これは、介護保険の特性が影響しているからです。

介護保険は自宅での介護をサポートすることが目的の制度です。

病院から直接自宅退院するのであれば問題は無いのですが、病院から病院へ転院する場合、自宅へ帰る時期が先延ばしになっています。

介護保険申請を行うと本人の状態を確認する訪問調査を行うようになります。

これは自宅に帰る直前の様子を見に行くことが基本線となっていますので、転院となった場合は訪問調査の時期を延期されることがあります。

せっかく早めに認定が下りるように申請しても、これでは意味がありません。

そのため、転院を挟む場合の介護保険申請は、転院先で退院する時期が近づいた時に、転院した病院のスタッフと相談しながらすすめるようにしましょう。

後遺症など困りごとはありのまま伝える

介護保険申請を行うと、本人の状態を確認する訪問調査が行われます。

訪問調査では患者本人に実際に動いてもらったり、いろいろと質問をされたりします。

本来ならばどれくらい動けるのか本当の状態を確認するのですが、病気に対しての受け容れができていなかったり、プライドが高い人はできなくても「できる」と言ってしまうことがあります。

こう言ってしまうと、実際の状態に比べて認定結果が軽く下りてしまう可能性があり、結果として十分なサービスが受けられなくなってしまいます。

また、サービス調整の時も、自身が具体的にどんなことに困っているのか、どんな時に困るのかという内容を伝えることができないと、せっかくのサービスが十分に生かせない状況になってしまいます。

自身の状態はありのままに、困っていることは詳しく伝えるようにしましょう。

 

終わりに

脳卒中後の生活を支えるためには、介護保険を活用すると負担が軽くなります。

より制度活用を有効にするには、上記のポイントを抑えると良いでしょう。

もし介護保険申請のことで困るようなことがあれば、迷わずMSWへ相談してみて下さい。

より良い療養生活が送れるようになりましょう。

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